dTVチャンネルを実際に利用した感想と評価
dTVチャンネルは、テレビ放送のように番組をリアルタイムで視聴するリニア型配信の映像配信サービスで、31の専門チャンネルを見放題で視聴することができます。
初回利用であれば31日間は無料で利用することができるとのことで、早速登録して利用してきました。
スマートフォンやPCのほか、Chromecastを使ってテレビで視聴するなど、一通り使ってみたので良かった点やイマイチと感じた点などをレビューしてきたいと思います。
なお、「dTVチャンネルってどんなサービスなの?」という方はdTVチャンネルの紹介ページをご覧ください。
dTVチャンネルの良かったところ
基本的には、24時間いつでも好きなタイミングで視聴できるビデオ・オン・デマンド(VOD)を中心に利用している筆者が、リアルタイム配信がメインのdTVチャンネルを利用して良かった部分をご紹介したいと思います。
まずはざっくりと良かった点を挙げると以下のようになります。
- アンテナ工事やチューナー設置、面倒な設定が不要
- 流しっぱなしで気軽に楽しめる良さ
- 見逃し配信されるのでVODと同じ感覚で楽しめる
- テレビでも手軽に楽しめる
- 子供向けのチャンネル・番組も多い
- 31日間は無料で試せる
それぞれ詳しくご紹介していきます。
アンテナ工事やチューナー設置、面倒な設定が不要
専門チャンネルが楽しめる映像配信サービスは「ひかりTV」や「J:COM」「スカパー」など、すでに様々なサービスがありますが、アンテナや専用チューナーを設置する必要があるなど、ちょっと面倒です。
たいてい無料期間が用意されていますが、解約するのが大変そうで気軽に利用することは難しいですよね。
dTVチャンネルの場合、オンラインでの申し込み手続きが完了すればパソコンからであれば、そのままブラウザで視聴することができます。
スマートフォンやタブレット端末の場合、dTVチャンネルアプリをインストールする必要はありますが、一度インストールしてしまえば、いつでも簡単に番組を楽しむことができるんです。
ただ、テレビで視聴する場合はChromecastもしくはドコモテレビターミナルなど対応する機器を用意する必要があります。
後ほど詳しくご紹介しますが、Chromecastであれば4,980円ほどで購入できて、dTVチャンネル以外にも様々なVODサービスで利用できるので、テレビでdTVチャンネルを視聴するならChromecastがおすすめ。
Chromecastにしても、一度セットアップしておけばスマートフォンを使って簡単にテレビで視聴できるので、このお手軽さはとても魅力でした。
引っ越しの際でも、スマホやタブレット、PCでの視聴であれば、インターネット環境さえ整っていれば面倒な再設置も不要なので非常に便利です。
流しっぱなしで気軽に楽しめる良さ
個人的にはビデオオンデマンドはある程度時間を作って「よし!観るぞ」という感じで集中して視聴しますが、dTVチャンネルのようなリアルタイム配信は好きなジャンルの番組を流しっぱなしで気軽に楽しめる魅力があります。
地上波放送で観たい番組がないときなど、好みのチャンネルを流しながら何か他のことをするのも良いです。
管理人は仕事でもプライベートな時間でも何かとパソコンの前にいる時間が長いですが、そんな場合でもPCの画面でdTVチャンネルを流しっぱなしにしています。
気がつけばdTVチャンネルの番組に夢中になっていることも多いですが、そんな使い方ができるのもリアルタイム配信の良いところだと感じました。
時間帯によって番組がどんどん変わっていくので、オンデマンド配信にはない楽しみ方ができますよ。
見逃し配信されるのでVODと同じ感覚で楽しめる
dTVチャンネル内で配信された番組の一部は見逃し配信されます。
通常のリアルタイム配信では基本的に配信される時間に合わせて視聴する形となりますが、見逃し配信は配信期間中であれば24時間いつでも視聴することができます。
つまりオンデマンド配信も楽しむことができるので、仕事などで忙しく、楽しみにしていた番組を見逃してしまった場合でも自分の好きなタイミングで再生、早送り、巻き戻しすることができます。
見逃し配信の使い方は下記ページで詳しく解説しています。
関連情報:dTVチャンネルの見逃し配信 | 楽しみ方と視聴方法
テレビでも手軽に楽しめる
先程もご紹介しましたが、dTVチャンネルは「Chromecast」もしくは「ドコモテレビターミナル」を別途用意することでテレビでも視聴することが可能です。
ドコモテレビターミナルは「dTV」「dTVチャンネル」「dアニメストア」「DAZN for docomo」などドコモの映像サービスがテレビで視聴できるセットトップボックス。
4K HDR、Dolby VisionTM対応の映像コンテンツも視聴することが可能で、テレビも操作可能な多機能リモコンも付属しています。
価格は16,848円(税込)とちょっと高めですが、ドコモの映像配信サービスを複数利用している方には良いかもしれません。
管理人おすすめなのが、Chromecastを使ってテレビで視聴する方法です。
ChromecastをテレビのHDMIに接続してセットアップを行えば、スマートフォンをリモコンのように操作するだけでテレビに映像を映し出すことができる機器となります。
デバイスに表示されている画面をテレビに直接ミラーリングする方法とは異なり、デバイスと同じコンテンツをインターネット経由でChromecast本体にストリーミングされてテレビ画面に表示される仕組みとなっています。
何よりChromecastは4,980円と手軽な価格で購入することができるため、手軽にテレビで番組を視聴したい方にはおすすめ。
地上波放送のように大画面のテレビでdTVチャンネルが楽しめますよ。
関連情報:Chromecastを使ってdTVチャンネルをテレビで見る | 接続と視聴方法
子供向けのチャンネル・番組も多い
アニマックスがセレクトしたアニメ作品が楽しめる「dアニマックス」や世界中から選りすぐったファミリー向けアニメが観れる「BOOMERANG」のほかにも、「ニコロデオン」「プリプリ☆キッズステーション」「ディズニージュニア ライト」など子供向けのチャンネルも充実しているので、地上波で子供が好きな番組が放送されていない場合などに流しておくのにも良いです。
もちろん、「KBS World」「あじどらはん~韓流・華流・エンタメTV~」「Kchan!韓流TV」など女性好みの番組から、男性が楽しめる「ヒストリー」「ナショナル ジオグラフィック」「MONDO麻雀TV」「釣りビジョンPlus」「ソニー・チャンネル」など幅広い層が楽しめるチャンネルが揃っているので家族みんなで楽しむのにも良いと感じました。
31日間は無料で試せる
映像配信サービスは、実際に利用してみないと番組内容やアプリの使い勝手など、なかなかわからない部分があり、「契約したはいいけど実際にはあんまり利用しなかった」ってことも多かったりします。
でもdTVチャンネルなら初回は31日間は無料で利用することができるので、期間中はしっかり試してから有料で利用するか判断することができるんです。
もちろん、ドコモユーザー以外の方でも無料トライアルが適用されるので、気になる方はまず試してみると良いでしょう。
無料期間中に解約手続きを完了させれば料金は発生することがないので、安心して試すことができます。
アンテナの設置や契約期間もないので、気軽に試すことができるのもdTVチャンネルの魅力の一つです。
dTVチャンネルのココがイマイチ
続いてイマイチと感じた点を挙げてみました。あくまでも個人的な感想ではありますが、何かの参考にしていただけたらと思います。
まだサービス開始して間もないということもあり、これからどんどんユーザー体験が向上していくと思われますので、最新の情報はdTVチャンネルにてご確認お願いいたします。
- パソコン版が使いづらかった
- 同時視聴は1デバイスまでしかできない(家族みんなで楽しみたいはず)
- 映画はちょっと古めでVODで十分だった
- Chromecastの使い勝手がイマイチ
以下で詳しくご紹介していきます。
パソコン版が使いづらかった
まずPCからのログインの仕方がわかりにくかったです。
映像配信サービスだとたいてい、画面上部に「ログイン」ボタンがあってIDとパスワードを入力したら会員向けのページに切り替わるっというのが一般的ですが、この「ログイン」ボタンが見つけにくいです。
PCでのログイン方法や視聴についてはこちらで詳しく解説しています。
また、番組表や見逃し配信はPC版では確認できなかったので、そもそも見れないか、存在していてもわかりにくい状態だと思われます。
スマートフォンやタブレットデバイスを優先して、PC版も少しづつアップデートしてくのかもしれませんが、現時点では不満も残る仕様となっています。
とはいえ、アプリ版(スマホ・タブレット)は番組表の確認や見逃し配信も楽しめるので、モバイルデバイスやテレビ(Chromecast)中心で楽しみたい方は問題ないと思います。
同時視聴は1デバイスまで
同時視聴可能な端末数が1台までの映像配信サービスは他にもありますが、リアルタイム配信で多彩な専門チャンネルを配信するdTVチャンネルは家族で利用するには1台では足りない気がします。
ただ、一人で楽しむ分には全く問題ないと思います。
映画やドラマはVODのほうが楽しめた
映画やドラマが楽しめるチャンネル・番組はありますが、ラインナップや利便性を考えると個人的には映画やドラマのジャンルならビデオオンデマンドのほうが楽しめました。
dTVでも洋画や邦画、海外ドラマ、国内ドラマ、韓国ドラマは充実しているので、dTVとセットで利用しても良いですし、様々な特典が満載で料金も安いAmazonプライムビデオなどのVODサービスと組み合わせて利用するのもおすすめです。
ただテレビ放送と同じように、あまり興味がない作品でも観ているうちにハマっていくような作品もありますので、人によってはdTVチャンネル単体でも十分かもしれません。
気になる方はとりあえず31日間の無料体験で試してみると良いでしょう。
Chromecastの使い勝手がイマイチ
手頃な価格で購入できるChromecastに対応している点は魅力的ですが、他のアプリに切り替えるとテレビで視聴できなくなってしまいます。(2018年3月10日時点では)
つまり、dTVチャンネルアプリからテレビにキャストしている状態で、電話やLINEなども利用することができません。
他のアプリを利用するには一度接続を切って利用する形となり、その後テレビで視聴する場合は再びキャストするなど手間がかかります。
iPhoneとAndroidスマートフォンで試しましたが、どちらも同じようにテレビとの接続が切れてしまったため、あまり使い勝手が良くないです。
Fire TVなど他のメディアストリーミングデバイスに対応していれば良かったですが、現時点では非対応となっています。
今後はアプリが改善されるかもしれませんし、対応するメディアストリーミングデバイスも増えるかもしれませんので期待したいです。
dTVとのセット利用がかなりお得
サービス開始して間もないということもあり不満点もありましたが、視聴できるコンテンツに関して言えばdTVチャンネルだけでも楽しめると思います。また、対象動画が24時間いつでも見放題で楽しめるdTVとセットで利用するほうがさらにお得に楽しめるはず。
セット利用すると毎月300円割引になるので、dTVの利用料金が実施200円ほどで楽しめるのでかなりお得感がありますよね。
オンデマンドも専門チャンネルも楽しめる映像配信サービスといえば「ひかりTV」もありますが、料金に関してはdTVとdTVチャンネルをセットで利用したほうが安く収まる可能性が高いです。
関連情報:どっちがお得?dTVチャンネルとひかりTVの配信コンテンツや料金を徹底比較!
利用用途や視聴するチャンネルによって最適なサービスは人それぞれ異なりますが、オンデマンド配信とリアルタイム配信の両方を楽しみたい方はdTVとdTVチャンネルから試してみるのがおすすめ。
初回であれば31日間は無料で試すことができ、アンテナや専用チューナーの設置は不要。初期費用などもなく誰でも気軽に利用することができますよ。
ドコモユーザーで、まだどちらのサービスも利用したことがない方は是非試してみてください。
dTVチャンネルはこんな人におすすめ
今回実際にdTVチャンネルを利用してみた結果、以下のような人にはdTVチャンネル、もしくはdTVとのセット利用がおすすめです。
- 動画やテレビ番組が好きな人なドコモユーザー
- 地上波放送では物足りない人
- VODだけでなく専門チャンネルも安く楽しみたい人
- 気軽に無料で試したい人
- 海外のドキュメンタリー番組が好きな人
- 韓国ドラマや番組が好きな人
- アンテナの設置不要で専門チャンネルを視聴したい人
ドコモユーザーのほうが料金が安く利用できますが、ドコモ以外の方でも利用可能で、dTVとdTVチャンネルのセットで利用した場合も割引特典が適用されるため、気になる方はまず試してみてから有料で利用するか判断すると良いでしょう。
関連情報:au、ソフトバンクユーザーがdTVチャンネルに登録する流れ
スポーツも楽しみたい方は「DAZN for docomo」も
ドコモはJリーグ、ブンデスリーガ、セリエAなどのサッカーや野球、テニス、バレーボール、ゴルフなど様々なスポーツ映像を配信する「DAZN for docomo」(ダ・ゾーン・フォー・ドコモ)も提供しています。
「dTV」「dTVチャンネル」「DAZN for docomo」をセットで利用した場合は毎月500円割引となるので、動画や専門チャンネル、スポーツも楽しみたい方はセットで利用するのも良いでしょう。
セットで利用した場合の利用料金は以下になります。
対象者 | 利用サービス | 通常の月額料金 | セット割適用後の月額料金 |
---|---|---|---|
ドコモ利用者 | ![]() |
2,260円 | 1,760円 (月々500円割引) |
ドコモ以外 | ![]() |
3,530円 | 3,030円 (月々500円割引) |
筆者はドコモを利用しているので、dTVチャンネルだけでも月額858円、dTVとセットでも月額1,078円という安さで利用できると考えると個人的に利用するのにもアリだと思っています。
専門チャンネルを視聴しようとすると工事やチューナーの設置など面倒な印象がありましたが、dTVチャンネルならインターネット環境と視聴するデバイスがあれば誰でも簡単に登録・利用することができるのも魅力。
解約もオンライン上ですぐ手続きができるのでお試し利用にもおすすめですよ。
※本作品の配信情報は執筆時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については「dTVチャンネル」のアプリをご確認ください。
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